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会長の挨拶

  名城大学情報会 第3期会長 江口 潤
■ 情報技術による新しい同窓会ネットワークを

 小・中学校、高校においては時折同窓会が開かれて昔の仲間たちとの再会があるのに対し、大学では卒業してしまうと一切縁がなくなってしまう場合がほとんどです。特に地方出身の卒業生や、就職先が愛知県外の卒業生などは、なかなか接点がないものです。せっかく共に10代後半から20代前半を過ごしてきた仲間達と、もう会えなくなってしまうというのは大変もったいないです。

 そこで近年、大学では同窓会の重要性を見直すようになってきており、その活動が盛んになりつつあります。我々、情報会はこれからが始まりなわけですが、情報技術による新しい同窓会ネットワークを創り上げていくことで、学科・学部・大学をまきこんで盛大な同窓会ができたらと考えております。従来の一方的な情報ではなく、自ら情報を発することが容易になった今、我々の手で新しい同窓会ネットワークを創り上げていこうではありませんか。ただ送られてきた会報を閲覧するだけではつまらないと思いませんか。誰でも「こういう風にしたら?」等の立案ができる立案BBSや質問・請求ページを設けることによって、受身ではなく自ら情報会に参加できるようにしてきたいと考えています。

 それでは実際にどのようなことを実現させていかなければならないのでしょうか。我々情報会では、以下のような項目を考えています。

  • 年に一度の情報祭

     ここでは、情報会の会員全員を対象とした同窓会を実施します。そして情報科学科(情報工学科)の研究室の見学会も同日に行い、卒業生と現役の学生とのコミュニケーションを図ります。その他色々な催しを用意し、従来の同窓会とは1味も2味も違った同窓会を開きたいと思います。よって同窓会というよりも、お祭り行事の様に楽しんで頂きたいということで、情報祭と名づけたいと思います。

  • WebやE-mailを活用した情報伝達

     これまでは、同窓会の情報はダイレクトメールによるものが中心でした。しかし、それはコスト面でも受け取る側にとってもあまり良い策とは思えません。今ではWebやE-mailを利用した情報伝達が当たり前の時代です。情報会の名においてこれを使わない手はないです。これにより、本当に必要な人に必要な情報を伝達できると共に、コスト削減にも繋がります。これを円滑に運営するためには、E-mailアドレス変更時の変更届など個人情報の変更時において、変更届の効率的な方法を考える必要があります。

  • 学科イベント支援

     学科の活性化を目的に、情報会では積極的に学科のイベント支援を行います。ここでは、Webコンクールやプログラミングコンテストのサポートなどを考えています。学科と情報会が一体になって、全体を盛り上げていきます。

  • 卒業記念パーティー

     大学生活の最後を締め括る卒業式。それは卒業生にとって非常に貴重な一日です。情報会ではこの最後の日を少しでも有意義にして頂くために、卒業記念パーティーを主催します。本パーティーでは卒業生だけでなく、ご退官される先生方を皆で感謝しお祝いする場も提供致します。

■ 人と人との繋がりが生む大きな力

 同窓会は、旧友との再会だけが大きな目的ではありません。同窓会という場を通じて、自分の輪を広げ、世代を超えたコミュニケーションを持ち、相互に活性化していくという重要な役割があります。人と人との繋がりが生む力は果てしないものです。これらの力を生み出す源となるような情報会を目指しています。

■ 最後に・・・

 これから卒業していく人達には、卒業後も、同じ大学で同じ講義を受け共に過ごしたかけがえのない時間を思い出して、仕事なり自分の夢なり各自頑張っていって欲しいです。たまに皆で集まり、お互いの近況などを気軽に話せるような場を、情報会で創っていきましょう。この度情報会は、我々の代から始まるというなかなかない機会にあります。役員による情報会ではなく、会員による情報会を、そして誰もが気軽に参加でき、お互いに意見を出し合えるような情報会を創り上げていきましょう。名城大学卒業生という誇りを持ち各自が自分の夢に邁進していけるように願っています。



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